釧路って名前は聞いたことあるけど、「どこにあるんだろう?」「どんな地域なんだろう…」そんな釧路ビギナーの方へ、釧路の基礎知識をさくっとご紹介します!
釧路の位置
釧路は、北海道の東側、道東と呼ばれるエリアにあります。南には太平洋が広がり、西側は十勝地方、東側は根室地方、北側はオホーツク地方に面しています。
面積は約6,000㎢で、東京ドーム約12万個分の広大な敷地です。全北海道人口の約4%である約16万人(2022年現在)が住んでいます。
釧路の気候
夏でも、日平均気温が約18℃と涼しく過ごせます。
夏日や真夏日も格段に少なく、同じ北海道の札幌や帯広と比較すると10分の1程度。日本国内でも、夏の避暑地として注目されており、長期間滞在する方もいます。
冬は北海道の中では雪が少なく、日本海側で大雪でも釧路地方は「道東晴れ」という言葉があるほど。湿度も気温も下がるので、防寒対策はしっかりとする必要があります。流氷やけあらしといった厳寒地方ならではの絶景にも出会えますよ。
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>>>>>>>>季節ごとの絶景
釧路の市町村
釧路管内には、下記の1市6町1村の合計8つの市町村があります。
・釧路市
・釧路町
・厚岸町
・浜中町
・標茶町
・弟子屈町
・白糠町
・鶴居村
釧路地域は酪農業や水産業が盛んで、新鮮で美味しい食材の宝庫。自然を活かした個性豊かな観光も楽しめます。
ちなみに釧路市は2005年の市町村合併により、釧路市・音別町・阿寒町が合併した市です。音別町は白糠町を挟んで他の2市町と離れていたため、北海道内では珍しい飛び地となっています。
ドライブをすると、釧路市を通り過ぎても、また釧路市が登場するので不思議な感覚になるかも!?
釧路のアクセス
東京から飛行機で約1時間45分。
札幌からはJR「おおぞら」、または道東自動車道を通り車で約4時間。新千歳空港や丘珠空港から釧路空港までの飛行機なら約45分!
近隣都市へのアクセスだと、帯広まで約2時間、旭川まで約4時間半となります。穏やかな景色が広がる周遊ドライブも人気のエリアです。
釧路の楽しみ方
自然を満喫する
釧路湿原国立公園と阿寒真修国立公園の2つの国立公園があり、日常の喧騒から離れリフレッシュするには最適なエリアです。
この国立公園内でしか見ることのできない天然記念物の動物や植物にも出会えます。ネイチャーガイドから話を聞いたり、トレッキングや星空観察をしたりするのも有意義な時間が過ごせますよ。
また、ゆっくりと川下りを楽しめるカヌーは1年中好シーズンなのはご存知ですか?季節や時間帯によって幻想的な風景を見ることができ、自然との一体感を味わえます。
他にも、釣りや登山など自然たっぷりの環境ならではのアクティビティが揃っていますよ。
グルメを味わう
釧路といえば、新鮮な海産物を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
日本有数の水揚げ量を誇る港町で、サケやタラ、イワシにサンマ、ワカサギなどの他、昆布や牡蠣、タコなどの魚介類が豊富です。お刺身やお寿司はもちろん、さんまんまなどの加工品も人気がありますよ。
釧路に来たならスパカツなどのご当地グルメも必食。
釧路発祥と言われるザンタレや勝手丼も、食べてみたいですよね。
極細縮れ麺が特徴の釧路ラーメンも、第4の北海道ラーメンとして人気があります。
また、釧路には福司酒造があり、地酒と一緒に楽しむ炉端焼きも風情を感じることができる過ごし方の一つです。
地域の農産物や乳製品を使った食品加工体験も人気で、チーズやアイス、ピザ作りが楽しめる体験施設も。素材の美味しさを満喫できる体験を取り入れるのもおすすめですよ。
夕日に心溶け込む
世界三大夕日の一つである釧路の夕日。SNSなど存在しなかった昔、寄港した外国船の船乗りの口コミで美しさの評判が広まったといわれています。
市街地から見える夕日も、広大な湿原に沈む夕日も美しさに見とれることでしょう。夕暮れは毎日訪れるものですが、ここでしか見れない特別な夕日を味わってみてはいかがでしょうか。
幣舞橋が言わずと知れた一番の有名夕日鑑賞スポットですが、クルーズ船で海の上から鑑賞したり、バーでお酒を嗜みながら眺めたりするのもおすすめ。
夕日をモチーフにしたスイーツも登場しているので、いろいろな楽しみ方がありますよ。
>>>>>>>>おすすめ夕日スポット
文化・歴史スポットを巡る
釧路エリアには、アイヌ文化に触れることができるスポットも多数あります。
阿寒湖エリアは、北海道最大のアイヌ民族の集落といわれており、お土産にもぴったりの民芸品の販売や実際に舞踊を見ることができるシアターがあります。地元の方々との交流を通じて、アイヌの文化や芸術を身近に感じられますよ。
また、「一握の砂」などを残した歌人・石川啄木の歌碑も点在しています。石川啄木が働いていた旧釧路新聞社を復元した文学館もあるので、文学作品に興味がある方は啄木の足跡を巡ってみて郷愁に浸るのもおすすめです。