釧路の街を見てみると気づくのが、おそばやさんの多さ!
釧路は、実は「そばの街」とも呼ばれており、人口対比では全国有数ともいわれています😳
今回は、釧路では知らない人はいないほどの名店、竹老園にクローズアップしていきたいと思います!
目次
そばの街くしろ
2024年3月文化庁「100年フード」に認定!
「100年フード」とは、100年以上の歴史があり、地域に根付いた食べ物が認定される文化庁の制度。この度、2024年3月に「釧路のそば」が100年フードとして認定されました🎉
歴史の長さだけでなく、独特のそば文化を生み出してきたことも認定の背景の一つ。釧路のそばをたくさんの人に知ってもらえるいいきっかけとなりそうですね!
https://foodculture2021.go.jp/jirei/?area=hokkaido
釧路のそばの歴史
釧路のそば文化は、約150年もの長い歴史があるのをご存知でしょうか?
この後ご紹介する竹老園は、釧路のそば文化を築いてきた東家の総本家。東家を中心に、釧路独特のそば文化が育まれてきました。
昭和36年には、釧路のそばを通じた食文化の発展に取り組む「釧路そば商組合」も発足。現在は、23店舗が加盟しています。ふるさと納税の返礼品として、おそば券も登場していますよ。
釧路そば商組合が発行した「くしろ蕎麦まっぷ」もありますので、ぜひ食べ比べを楽しんでみてくださいね!
https://www.kushiro-sobashokumiai.com/
釧路のそばはなぜ緑色?
おそばといえば、一般的には少しグレーがかった色をイメージすることが多いのですが、釧路のそばといえば緑色の麺ですよね!
なぜ緑色なのかというと、「新そばの色は緑色。どんな時期でも香り高い新そば(やぶそば)を食べている気分になれるよう再現したい」と、竹老園初代が考案したんだとか。
現在は、藻の一種であるクロレラの粉末で着色したお蕎麦が使われています。
その文化を暖簾分けして店舗数が増えた東家が守り続けてきたため、釧路のそばは緑色という文化が定着したんだそうです。
竹老園について
竹老園の歴史
明治7年の小樽に、「夜啼きそば やまなか」として開業。その後、屋号を「東家」に変え、函館や釧路で、そば屋を営んできました。今でも、東家はたくさん市内で見かけますよね👀
大正時代に、店舗が全焼するものの、「人間、誇りさえあれば死なない」という言葉を残した2代目 伊藤竹次郎、蘭切りそばや茶そば、そば寿司などを創作した3代目 伊藤徳治を中心に再建。
昭和29年には、天皇、皇后両陛下が竹老園の蘭切りそばを召し上がり、天皇のお代りを招いたという輝かしいできごとも!
その後も、多くの皇族や関係者が、竹老園のそばを召し上がっているんですよ😋
竹老園の外観
この辺りでは珍しく、日本庭園が備わっている竹老園。
四季折々の風景に、心が安らぎますよね。
竹老園のおすすめメニュー
まずは、「かしわぬき」!こちらは、温かいかしわそばから蕎麦を抜いたもの。ざるそばのつけつゆとして食べてもいいですし、お酒のつまみにもぴったりの人気メニューです。
そして、「蘭切りそば」もおすすめ!水を一切使わず卵だけでつないだ細い蕎麦です。しっかりしたコシが癖になります😋
その他にも、
ざるそば
親子種込み
海老天とじなど、夏はさっぱり、冬は暖まるメニューが盛りだくさんです☺️
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他にも、海苔巻きの中にごはんではなく、おそばが入っている「そば寿司」も、そばの街ならではのメニュー。
かしわ抜きから蘭切りそば、茶そば、そば寿司のフルコースを味わえる「特選品コース」も一度味わってみたいところ。
最近は、海外からのお客様も増えていますよ!英語メニューもあるので、どんどんおすすめしたいですね😋
ぜひご賞味ください!
店舗情報
住所:北海道釧路市柏木町3-19
営業時間:11:00〜18:00
電話番号:0154-41-6291
定休日:火曜日
平日も休日も行列必至の名店で釧路のそばを堪能しよう
観光客への知名度もぐんぐん上がり、最近では平日も休日も混雑必至の竹老園。おそばを食べるだけでなく、ゆっくりと庭園を散歩したりして過ごしたいですねよね。ぜひ、時間に余裕を持って、訪れてみてください!